ニュージーランド留学サポート日記

ニュージーランドに娘を留学させた母のつぶやき

留学資金の証明

学生ビザの申請手続きの時に必要だったのが『パスポート』と『直近の証明写真』、それから申請に際して留学資金が用意されていることを証明するために、200万円程の金額を銀行口座に用意し、その預金残高を『英文により証明した預金残高証明書』が必要となる。


それは保護者名義の口座でも差し支えないのだが、その場合は本人との関係性を証明するために戸籍抄本とその英訳の提出を求められることもあり、その英訳を業者に頼むので更に5千円程の翻訳料がかかる。戸籍抄本の翻訳なんて素人には出来ないし、我が家の場合は留学を決めてから渡航までに時間がなかったから、そういう手間もできるだけ省きたかった。


その為、


親の口座に200万円用意+戸籍抄本+戸籍抄本の翻訳依頼+預金残高証明書作成依頼
という4段階の手続きを踏む面倒な手続きのやり方ではなく、


娘の口座に200万円用意+預金残高証明書作成依頼
という2段階の手続きで行うことにした。


さて、その残高証明書をどこで作るかなのだが、りそな銀行なら直ぐにできるのではないかと思って窓口に行ってみたら、なんと大手都市銀行なのに「1週間くらいかかるかもしれません」と言われた。


留学までに時間の余裕がなかったので焦った!
ビザが取れなければ留学できない!


う~ん、どこの金融機関を探せばよいのか???


りそなの帰り道、「家に帰ってネットで調べようか」と思った時、近くにあった本局でもない地味で良くありがちな小さな小さな郵便局の前を通りかかった。「まぁ、ここでは無理だろうけれど、郵便局の大きな本局に行けば作れるかしら? とりあえず聞くだけ聞いてみよう」と思い、期待せずに小さな郵便局に立ち寄ってみた。そして窓口の人に「英文の残高証明書なんて、本局に行かなければ作ってもらえませんよね。作れても1週間くらいかかるんですよね。」と聞いてみた。そしたらなんと、


「作成に20分くらいお待たせするかもしれませんけれど、この場でその日のうちに出来ますよ。」
との事。びっくり!!


そんなわけで、その日のうちに残高がお年玉の5万円程しかない娘の口座に急いで200万円をかき集めた。それはそれで大変だった。我が家は特にキャッシュカードでおろす限度額を大きくしていない。だからどこの金融機関も1口座50万円しかおろせない。家族の4つの預金口座から50万円ずつをおろして、郵便局に走り、娘の預金口座に現金を移動した。(これだけでもけっこう手間がかかる。)


でも入金した当日は残高証明書は作れない。必ず翌日以降という決まりがあるとの事。


そんなわけでじれったいが、翌日にあらためて郵便局に走り、依頼に行った。そうしたら、本当に依頼して20分くらいで英文の残高証明書を貰うことができた。凄い!郵便局!!


しかも手数料がなんと たった510円!!!


こうして残高証明書がコスパも効率もよく作れた。証明書を貰った後はすぐに移動した現金を娘の口座からそれぞれの元の口座に戻そうとしたのだが、娘の高校に入学手続きをする半年後にまたビザをとる必要がありそうだから、移動した現金はそのまま娘の口座に一時置いて置く事にした。でも、次回に残高証明書を貰った時はすぐに元の口座に戻す事にする。200万円のうち50万円は私のもので、150万円は主人のもの。これは娘のものではなく、彼女の口座に一時移しているだけなのだが、110万円を超えると「贈与」扱いになってしまうからだ。


2週間のホームスティではなかったが、長期留学では学生ビザを取るためにこの様な手続き必要だという事も今回初めて知った母でした。