ニュージーランド留学サポート日記

ニュージーランドに娘を留学させた母のつぶやき

NZ生活 4週目(その3)NZでも『天気の子』

日本はお盆の連休中で私も時間に余裕があるので今日も娘とLine電話で話した。
でも今日は結構楽しく盛り上がる電話だった。


まず、夜になるとホストマザーが強制的に携帯を預かることで電話の目覚まし機能を使えないから朝起きる時に困るというジレンマ。これは解決したそうだ。足りない言葉や分からない言葉はGoogleの翻訳を使い、ホストマザーに理由を伝えて交渉したら了承をもらえたそうだ。そういうことも語学の勉強に繋がるのだ。
日本人ははっきりものを言わないけれど、とにかく海外では「自分の意思をちゃんと伝えることが大事」と今日も娘に伝えた。


それから明日は学校の日本人カウンセラーの先生と一緒に銀行口座を作りに行くとの事。
そこから為替の変動についての、ちょっと社会の授業的な話もしたりした。


学校生活も楽しいらしい。中国人の留学生にプレゼントをもらったそうだ。
「中国人は友達になりたい人にプレゼントをあげる習慣があるんだって。でも、私はあげるものがなかったけど。」
そうだろう。スーツケース2個で渡航したが、1つの重量は23キロまでと決まっている。娘はアトピー用のシャンプーややボディソープ類もあり、それらが結構重くて余計なものを詰める余裕も無かったから、友達にあげるものなんて持っていないのだ。
「なにもお返しできなくてごめん。」
というニュアンスの言葉を伝えたら、
「いいよ、いいよ。」
というニュアンスの返事が返ってきたそう。その話を聞いて、
「じゃぁ、プレゼントではなくても、自分の食べているお菓子をどうぞって回せば。それもコミュニケーションになって、仲良くなれるかも。」
と言ったら
「うん。そうしている。みんな私に優しくしてくれて、ゆっくり話をしてくれる。でも結構今週で帰国する子が多いんだ。折角仲良くなったのに。あっそれから、今週帰る日本人の友人も絶対NZの高校に入るって決心したんだって。」
とか、
「来週もアクティビティでどこか外に行くんだって。」
などと楽しそうに話していた。アクティビティは授業の活動だか、遠足や社会科見学的に校外に出かける活動の場合もある。その場合は先生やクラスメイトと一緒なので安心で、観光にもなるから良いなと思った。
「もうバスには慣れた?」と聞いたら、「もう大丈夫。でも最初のころは登校中に間違えて、とんでもないオークランドのはずれまで行ってしまって、日本人コーディネーターの先生に迎えにきてもらったけど、”こんなとこまで行っちゃうなんて、逆に凄いね”ってほめられちゃった(笑)」
などと今日は他愛のない会話を気付いたら40分もしていた。Lineの無い時代だったら海外とのこんな長電話は料金の事が心配で出来なかっただろう。話すことで娘の寂しさや鬱憤が晴れるなら、できる範囲で付き合おう。まだ14歳なのだし。


それから来週にはNZの映画館で『天気の子』も上映されるとの事で見に行くらしい。
学校帰りに観て帰ったら暗くなるから、行くなら休日の午前中に出かけるように伝えた。
NZにも来るなんて本当に話題の作品なのですね。